さいたま新都心駅東口の三菱マテリアル跡地に建設予定の大規模マンション『SHINTO CITY』の情報が公開となりました。駐車場が500台と聞いていたので、かなり大きなマンションができるのだろうなとは思っていましたが、さすがに1400戸とは驚きましたね。
SHINTOCITYのメインターゲットは第一次取得者層の30代ファミリーかと思われます。私もまさにその層で、2017年にさいたま新都心へ引っ越してきました。これまで約2年間住んだこの街に住むメリットデメリットをご紹介したいと思います。
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さいたま新都心の良いところ
近隣に複数の大型商業施設があり、買い物には困らない
さいたま新都心駅には下記の大型商業店舗があります
- COCOON(衣料、食品、雑貨、本)
- MOVIX(映画館)
- ヨドバシカメラ(家電、キャンプ道具、ペット)
- ビバモール(日曜大工、スポーツ用品)
ここに挙げた4店だけで、まず買い物には困りません。
COCOON内には衣料・雑貨・本屋・食品・家具等。ヨドバシカメラには家電だけではなく、おもちゃにキャンプ道具、ペットショップとコクーンだけではカバーできない多彩な商品もそろえ、さらにはシネマコンプレックスのMOVIXまであります。またCOCOONを離れ、西口から与野駅側に進むとビバモールがあります。こちらでは日曜大工用の工具・材料だけでなく園芸・キッチン・バス用品等を取り揃えています。
さいたま新都心あと何があれば良いか?が思いつかないほど、コンパクトな範囲で充実しています。ここに1400戸のマンションが加われば、人口も数千人レベルで増加することとなり、商業施設のさらなる拡大を期待してしまいますね。
その代わりに通勤電車の混雑が心配です。会社のリモートワークがもっと進めばなぁぁ(デカ溜息)
さいたまスーパーアリーナのお陰で、街が衰退しにくい
住宅を購入すると、自分の家の価値気に成りますよね。その点でもさいたま新都心は気にする必要はありません。なぜならば衰退しにくい仕組みができているからです。
さいたま新都心には西口に37000人を収容できる国内最大級の多目的アリーナ「さいたまスーパーアリーナ」があり、休日には何かしらのイベントやコンサート、ライブが行われており、大勢の人がさいたま新都心に訪れます。その多くの人はさいたま新都心で食事をしたり、ショッピングをしてくれます。
数年前に話題になった滋賀県の「ピエリ守山」のように来場者が低迷し、撤退してしまうようなおそれがありません。
街は新陳代謝が必要で、若い世代が集まってくる必要があります。その点、スーパーアリーナのおかげでさいたま新都心は「イベントの街」というイメージが強く、若い世代にも人気が続くことが予想されます。
JRが3路線使え、交通の利便性が良い
京浜東北線、上野東京ラインに加え、北与野駅まで足を伸ばせば埼京線も利用できます。(北与野駅までさいたま新都心駅から徒歩約9分)
2018年現在、同駅から出勤する人も少ないので、朝のラッシュも軽度です。上野止まりの上野東京ラインであれば、赤羽で座ることも可能です。
運転見合わせになることが多々ありますが、その場合は埼京線で北与野駅経由で帰宅することも可能なこともメリット。さらに言えば、新幹線を使ってしまうのもアリです。上野ー大宮間の新幹線の特急券は2160円です。
歩道も車道も広い。歩行者・自転車・自動車にやさしい街
駅周辺は道路も歩道も幅が広く、車・自転車・歩行者にやさしい街づくりがすすめられています。以前住んでいた北浦和駅は駅前の車の混雑に辟易していました。
中山道
道路には自転車通行帯が整備されつつも道路幅も十分にあるため、自転車も車も互いに余裕を持って通行することができます。また中山道沿いはケヤキ並木や歩道の道幅も広く整備され、まるで表参道をイメージするような通りになっています。(良く言いすぎかな?)
またツール・ド・フランス クリテリウムさいたまが毎年開催されており、道路の轍や陥没などがとても少なく、自転車通行帯も整備されたサイクリストに快適な街になっています。
氷川参道
ランニングする方におすすめなのが「氷川参道」。
氷川参道はさいたま新都心駅東口から徒歩8分ほどのところに参道入り口があり、そこから神社入り口まで2㎞にわたってけやき並木が続きます。
けやきは落葉樹なので、夏場は太陽の光を遮ぎり暑さを和らげてくれ、冬場は葉が落ちて太陽の光を地面まで届けてくれる快適なコースになっています。
また氷川参道の厳かな雰囲気にピッタリとあうお洒落なカフェや美容室も点在しており、そういったお店を探すのも楽しい通りになっています。
今は車も通れますが、1本となりの通りが整備されているまて、近々車は通れなくなるかもしれません。
今後さらなる開発計画が多く、将来性が高い
SHINTO CITY以外にも、三菱マテリアル跡地には交通広場や防災公園の整備が進められています。その他にはしまむら本社やエンプラスなどがの企業ビルが建設予定となっています。
詳細は下記の記事をご覧ください。
コクーン4ができる?
また嘘か本当か噂されているのがコクーン4の開発で、コクーン2の奥にある住宅展示場のある場所が新たに商業施設に変わるとか変わらないとか・・・・
以前、武蔵浦和駅から徒歩15分ほどの場所にある住宅展示場のハウスメーカーの営業の方と話しをした際、コクーン2奥の住宅展示場の話になりました。その方曰く「片倉工業から新商業施設開発の話は毎年あり、出展しているハウスメーカー一丸で住宅展示場の継続を要望している。」とのこと。
駅から徒歩数分でいける住宅展示場は少なく、コクーン裏の住宅展示場はさいたま市で来場者数が最も多い住宅展示場のため、売り上げ死守のためにも是非存続してほしいと仰っていました。
真偽のほどは分かりませんが、コクーン4ができたらうれしいですね。個人的にはスーパー銭湯みたいなのが出来たらどうだろうと思います。ライブでスーパーアリーナにライブに着て、そのまま新都心駅から高速バスで帰るという方がいます。ライブ終了の20時から高速バスが出発する23時くらいまで暇をつぶせるような場所が少ないため、そういった人向けにお風呂に入れてお化粧も落とせると嬉しいのかな?とか考えています。
教育水準が向上中
教育・行政の街と言えば「浦和」、経済・交通の街といえば「大宮」ですが、与野やさいたま新都心はその二つの街の雰囲気が混じりあう汽水域のような状態になっています。今後は浦和のように教育意識の高い人々がどんどん増えていきそうだと感じています。
私が購入したマンションで数軒の家族の方々と知り合いになりました。その方々のお仕事は士業の方や大手ゼネコン、コンサル会社などのお堅い職業の方々が多いのですが、一方で飲食店を経営されている方々も少なくありません。
また駅を挟んで西口側の中央区は「合同庁舎」「郵政ビル」「赤十字病院」があります。また周辺には国家公務員宿舎や大手企業の大規模社宅などもあり、地域の平均年収を押し上げています。その結果、上落合小学校が埼玉県で最も平均年収が高い小学校となりました。
高収入の家庭は自分の子どもにも「良い教育をさせてあげたい」と考える人が多いので、さいたま新都心も今後は浦和と同様に教育に対して熱心な家族が多く集まる街になると予想されます。
一方で「教育意識が高い人たちとの交流は気後れしそう。」と悩む方もいるかもしれません。確かにテレビで刷り込まれたステレオタイプの教育ママは面倒なイメージありますよね。しかし現状でいえば、マンションの友人も幼稚園のママ友でもそういったタイプの人とはお会いしたことはありません。
我が家も妻も私も地方出身者で、「中学受験なんて必要あるの?」と考えているような人種です。
さいたま新都心駅のデメリット
保育園の激戦区
さいたま新都心駅は大宮区・中央区・浦和区の区境が集まった場所なのですが、いずれの地区も認可、認可外ともに空きはほぼ0です。
コクーン2の開業や上野東京ラインの延伸でさいたま新都心の人気もジワリと増加しているため、大型のマンションが建ち、子育てファミリー層が増えてきています。
個人経営のお店が少ない
2000年に街びらきされたばかりの街なので仕方がないのですが、個人経営の路面のお店が非常に少ないです。コクーンやけやき広場などにも美味しいお店はあるのですが、チェーン店がほとんど。少し寂しい気がします。
そんな中でもキラリと光るお店が点在しているので、すこしづつ同ブログでも紹介させていただいております。
ムクドリが大量発生
中山道沿いのケヤキ並木にムクドリの大群が発生中で、騒音や糞害が問題になっています。
夕暮れ時にはケヤキに取り付けたムクドリが嫌がる撃退音発生装置が鳴り響いていますが、目立った効果は見られないように感じます。
三菱マテリアルの旧大宮原発跡地
さいたま新都心の開発では常に影を落とすこの問題。現在も三菱マテリアルの地下に放射性廃棄物が ドラム缶3万缶以上を保有しているそうです。
同社は毎年近隣住民への説明会を実施しておりますが、過去にも汚染を隠ぺいしていたりと住民で監視する必要がある会社です。
下記のリンクにこれまでの経緯が詳しく掲載されています。
また年に1回、近隣住民向けに放射性廃棄物の保管状況についての説明会と現場見学会が実施されています。私も先日参加したので、その時の概要をまとめてみました。
【三菱マテリアルさいたま】放射性廃棄物保管管理について 近隣住民説明会に参加した
最後に
2018年には住みたい街ランキングで8位と10位に入った大宮と浦和。大宮は経済と交通、浦和は行政・教育といった強みを持つ街です。
その間に位置するさいたま新都心駅はまだこれといった強みが確立されていませんが、スーパーアリーナやけやきひろば、広い道を強みに、さいたまクリテリウム、さいたま国際マラソンに続くビッグイベントを今後期待していきたいです。
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