【三菱マテリアルさいたま】放射性廃棄物の保管管理について 近隣住民説明会に参加した

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さいたま新都心駅東口に広がる空き地には交通広場や株式会社しまむらの本社や、大型マンションのSHITOCITYが建設予定です。

その土地には過去に実験原子炉がありました。(詳細は下記のリンク参照ください。)

大宮市・三菱実験原子炉反対闘争の歴史と現状

もちろん現在は研究もおこなわれていないですし、施設も取り壊されています。

しかし取り壊しの際に発生した「放射性廃棄物」と「自主回収物」が同敷地に建つ三菱マテリアルの地下に現在も保管されています。

その保管・管理体制について近隣住民向けに説明会が毎年実施されており、私もこの説明会に参加してきました。

放射性廃棄物
核燃料物質を使用した研究で汚染されたスラッジ(沈殿物)や布や容器など。また研究施設の解体で発生した試験装置や床・壁のコンクリート、土壌など

自主回収物(鉱石由来)

法令の基準値を超えない量や濃度の鉱石由来のウラン・トリウム。基準値の1/10程度だが、自然界のレベルを超えていたため自主的に回収したもの
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近隣住民説明会 概要

日 時:2018年9月1日(日) 13:30~15:00
場 所:さいたま市大宮区北袋町1-600 三菱マテリアル㈱さいたま総合事務所1F
出席者:近隣住民向け ※予約不要

説明会 会場まで

同社正門で守衛さんに「説明会参加する」と伝えると「あちらの建屋の入口へどうぞ」と案内されます。

建物内のロビーには地域の自治会の名前が書かれた紙が貼られたテーブルがあり、自分が所属するテーブルに並び、住所と名前を書きました。

説明会 出席者

会場は約100人程度が入れる程の大きさの会議室。しかし実際に説明会に訪れていた人は約20名程度とかなり少なかったです。

年代別では30~40代は私も含め3人程度で、あとは60歳以上の地域自治会の役員の方のようでした。

説明会 内容

PowerPointで概要説明(30分程度)

  • 放射線に関する単位の説明
  • 放射性廃棄物が発生した経緯
  • 放射性廃棄物の保管、管理方法
  • 環境モニタリング結果(周辺の放射線量の計測結果)

上記内容について資料に沿って説明を受けました。少し説明が早いので、事前に資料を読んでから参加されたほうが良いと思いました。

昨年の資料を読んでいたのである程度内容を理解できましたが、初めて説明会に参加される方は同社HPに掲載されて資料を読んでから参加したほうが良さそうです。

三菱マテリアル さいたま地区 放射性廃棄物管理資料

要点をまとめると

・汚染された土壌は全て撤去済み
・販売された土地は「日本分析センター」が調査・測定し問題ないことを確認した
・発生した放射性廃棄物と自主回収物は地下1階、2階に安全に保管している
・東日本大震災の際も問題なかった
・保管している建屋の周囲の放射線量を毎週計測し、同社HP上で公開している
・処理についてはJAEA(日本原子力研究開発機構)の処理施設の建設待ちだが、まだまだ予定が未定の状態。すくなくとも10年以上は現状態で保管・管理を続ける

みたいな感じでした。

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地下1、2階の保管方法 ビデオ(10分程度)

地下2階は地下約14メートルと、通常では地下4階に相当する深さになります。しかしエレベータなどはないため階段で降りなければならず、車いすの方や高齢者の方は見学ができません。

そういった方々のためにビデオを作成したとのこと。

質疑・応答(15分程度)

疑問があれば、この時間で質問することができます。大人数の前で発言することは勇気がいりますが、怖気ずにいっちゃいましょう。どんな質問も理解を深めるのにとても重要なもの

休憩(5分程度)

トイレ休憩。この後に見学する保管庫がある地下は夏でもヒンヤリとした空間で、トイレもない場所なので、ここで行っておいたほうが良いと思います。

屋外での放射線量測定(5分程度)

地下倉庫に入る前に、手袋と放射線量測定器が配られました。手袋がなぜ必要だったのかは聞き漏らしたのですが、線量測定器は地下の放射性廃棄物が保管されている容器の目の前に行ってもということを証明するためのものとのこと。

まずは地下に降りる前に、入口前の屋外で放射線量の測定を見せてもらいました。

計測結果は毎時0.05~0.07μSv。1年間に換算すると0.07μSv/時×24時間×365日=約613.2μSv/年=0.613mSv/年でとなります。

日本における自然放射線からの被ばく量は0.4~0.8mSv/年と言われておりますので、その範囲に納まっているということを確認しました。

地下2階の保管庫へ(30分程度)

倉庫まではグレーチングの階段を下って行きます。(グレーチングとは道路脇にある排水溝の網状の蓋みたいなもののことです。)階段の勾配が少し急なうえに、14m下の床が見えるので、高所恐怖症の方は少し怖く感じると思います。

下ること数分。ようやく地下2階に到着します。地下2階の保管庫は空調を使用していなくても空気がヒンヤリしているうえ、外部の音が遮断された無機質な空間のため少し不気味でした。

「漫画などで見る地下の核シェルターとはこんな場所なのかな?」と想像しましたが、そもそも目の前にあるものが放射性廃棄物という皮肉な状況。

見取り図で見る限り、地下の倉庫はかなり広大なのですが、見学できる範囲はごく狭い範囲だけでした。そのため、正直その規模感はよくわかりませんでした。

ちなみに写真撮影OKでしたが、ブログ等への掲載はNGとのことで、残念ながらお見せできまんでした。

また階段を上り地上へ

地下2階の見学後は例の階段を登り、地上へ戻ります。

そこで身に着けていた放射線量計測器の値が0から変化していないこと確認し返却。

その後いったん会議室に戻り、説明会終了となりました。

説明会感想

冒頭で紹介したリンク先を読むと、過去に地域住民と三菱マテリアルの間での裁判などのがあったのが分かります。

しかし私が参加した今年の説明会の参加人数や説明会の雰囲気から、住民の関心が薄れてきているのが分かります。

まださいたま新都心に引っ越してきて1年少しの新参者ですが、もっと良い街になってほしいので私は来年以降も説明会には参加したいと思います。

SHINTOCITYを購入される方も2021年以降ではありますが、是非参加よろしくお願いします。

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